透水性っていいですね
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透水性っていいですね

2014年09月18日(木)3:21 PM

昨日営業の道すがら、高速道路や国道の中央分離帯、歩道の目地から草が繁茂し、

各地区の維持会社が除草作業をしておるのを見受けました。

当社もそうですが、「草が生えません!」の触れ込みにはちょくちょく落とし穴があります。

 

昨年度の当社の実績に掲載されている国道17号中村改良工事では、

As舗装版とタフコートの接地部分に目地テープを施しました。

かたや無収縮の舗装体であっても、相手が収縮すると、どうしても縁が切れることもあり、

そこから種子が芽吹くことがあるからです。

また、瀝青材料の目地材も3年ぐらいで腐食し、草が繁茂します。

草ってやつはすごいですからね。

 

さて、表題の透水性を謳った製品はかなりあります。

タフコートにも欲しい特性ではあります。

しかし、透水性があるということは、空隙があるってことです。

水も通るけど、草の根も通ります。

また、骨材を繋ぐバインダーの多くはセメント系で、組成が崩れると戻ることはありません。

樹脂なんかは熱ダレから再結することもあるでしょうけど・・・。

がっちり食い込んだ雑草を抜いたとき、当然舗装体は崩壊します。

砂や泥、ほこりの堆積した舗装体は、雑草も生えますし、透水性も低下します。

条件によっては半年ぐらいで目詰まりしてるのを見受けます。

 

透水性舗装は地下水還元に大いに役立っています。

また、雨天時の歩行者の安全性も向上します。

しかし、条件が整わないとこれらの維持は大変難しいのです。

高速道路の排水性舗装も清掃は特殊な機械の出番となります。

透水係数がすんばらしい土舗装メーカーもあります。

タフコートは吸水性、保水性と言った、透水性には及びませんが雨水を吸収する機能があります。

この機能は経年において不変です。摩耗から舗装表面の表面積が増えるとき、

この機能は向上することもあるでしょう。

雨水の排水は排水勾配を持たせるか、集水桝などに集中させます。

恒久的な舗装の維持を考えるとき、透水性の有無は、施工後5年間までのオプションで考えてほしいなぁと思います。

主たる機能ではなく、オプション!そうしましょ。

 

透水性の批判?う~ん・・・確かに。うらやましいから妬んでるだけです。



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