大溝陣屋総門復元工事(タフコートG5)
表題の大溝陣屋総門復元工事は、滋賀県高島市における
江戸時代の大溝藩の陣屋の門でもあり、安土城から見渡せる明智光秀の縄張りによって
大溝城を築城されたとしています。
高島市文化財課と文化庁の監理もあり、我々も大変緊張して現場に入りましたが見事な復元です。
骨材はさなげとみかげのMIXを採用していただきました。
着工前日の大雨で下地は雨がたまった状況。
ポンプで水を抜いて、バーナーで下地を乾燥させました。
タフコートG5はコンクリートやアスファルトの下地にオーバーレイができる
土系舗装で、セメント系の水和反応と乾燥による初期クラックは皆無です。
また構造物を養生しなくてもいいので、無垢の木材や、石材にも干渉しません。
何よりも集水桝や重圧管のスリットの出隅(でずみ)からのクラックもありませんから、
チリがとてもきれいな舗装です。
G5バインバーは分散性が極めてよく、樹脂ダマなどはありません。
施工性もよく、空気中の湿気でゆるやかに硬化反応を示し、翌日には歩行のみならず
除雪機などの通行も問題ありません。
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コンクリートの施工ジョイントを目地カバーテープで処理します。
動画がダウンロードされます。
当現場は琵琶湖の北西部で県内では豪雪地域となっており、施工時も次の日は積雪に見舞われました。
元請の代理人さんも心配しておりましたが、まったく問題ありませんでした。
また、この現場には山口県、兵庫県から施工見学の業者がいらっしゃいました。
ありがとうございます。
また、施工後1週間ののち、とある外国の国土交通大臣、事務次官にもお越しいただき、
タフコートG5を見学していただきました。
「できが良すぎる」とお褒めの言葉をいただき、米国の本社とも共有しましたが、
メーカー冥利に尽きます。
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専用プライマーを塗布して即施工にかかります。
弊社はセメント系であるタフコートシリーズからRS、G5へと派生していきましたが、
G5はセメント系にはない、発色、顔料による「着色した」雰囲気ではなく、自然な色合いがあり、
足触りも本物です。また透水性もあり、複雑な勾配も問題にしません。
目地を施す現場もありますがほとんどがノンジョイントです。
ちりも美しいG5
クラックも味だという方もいますし、目地を取りまくって、クラック防止という方もいます。
今度も工期がなく、養生期間が取れませんという現場を紹介してもらいましたが、
G5ならご期待に添えます。
土系舗装の概念は様々ありますが、日本エンバイロにとって土系舗装はこのG5だと言い切れます。
是非一度お試しください。
完成
雨も降りましたが透水し、水たまりがありません。