添加剤の品質管理について(タフコートRS)
タフコートRSはセメントによる水和反応によって硬化し、強固な舗装体を形成する
モルタルの舗装に近い舗装ですが、配合する硬化剤の中に「ハイオール」や「FROSTON」などの添加剤が存在します。
ハイオール、FROSTONはともに水分補正をかけます。
今回はJIS規格のJIS表記を申請する為、一般社団法人日本建築総合試験所立会いのもと、評価試験を行いました。
基準となるコンクリートを作ります。
強制ミキサーで混合します。
練返し(この練箱を見て「あっ!」と思った方はもうマニアです。)
スランプ、空気量、温度を測ります。
一軸圧縮強度以外に、長さの変化量も含めてテストピースを作成。
土系舗装の業界では、社内試験での結果が多く、工業規格に則った試験をやっているところは
絶対少ないと思います。
また「FROSTON」は寒冷地には必須の添加剤で、コンクリートに添加しても効果は大きく、
長野県内の公共事業、民間建築工事などで、昨年もたくさん採用していただきました。
「打設後の初期強度が上がる!」「氷点降下作用で-15℃まで水分が凍らない!」「養生いらず!」
「初期硬化が速いので仕上げが速い!」いろんな効果があります。
しかもJIS規格適合商品となります。JIS規格の承認工場から出荷されたコンクリートに添加しても大丈夫なんです。
コロナで通常営業に支障が出ている業者もいると思います。
日本エンバイロも同様ですが、現場のないこの時期にこそ、皆様のご期待に沿えるよう、
品質向上と実験、開発に鋭意努力してまいります。